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2018-2-25 四旬節黙想会

 神戸鷹取教会の主任司祭を務められ、現在はカトリック大阪大司教区の司教総代理でおられる神田裕神父様の指導により、黙想会がおこなわれました。
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 この日の福音朗読の個所、「主の変容」をテーマに語られました。変容とはあるとき、一瞬にして思いがけなく変わることであり、徐々に変化することではないという定義です。子供たちが捧げるミサでしたので、子供向けにウ○コ話から始められ、大人も子供もたちまちお話に惹きつけられました。

 アブラハムが、息子イサクを焼き尽くす捧げものとせよ、という神の不条理な命令に従おうとした物語から、すべての物事には神の介入があるので、神の不条理、神のメッセージをまるごと受け入れるように、と説かれました。それは鷹取教会で神戸淡路大震災に遭われ、焼け落ちた教会と被災した信徒たちを抱えて奮闘なさった経験からきた言葉であるようです。
 私たちは老人になっても無力ではないと言われます。老人もはっと気づくことがあり、変容することができます。たとえ力強い行動はできなくても、植物のように静かにたくましく存在し、ありがとうの言葉と笑顔で、大きな働きができるのです。

 お説教のあと昼食懇談会では、震災の話となり、鷹取教会の十字架像が長田区の大火を両手で止めた伝説についてや、教会が再建されるまで仮の聖堂となった、ペーパードームについて詳しいお話を伺うことができました。

 白いタオルを首に巻いたお姿が印象的な神田神父様でした。
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(広報委員会)

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