-申命記 31:8-
主があなたと共におられる。
主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。
-ノノイ神父-
このみ言葉は、モーセが信頼している忠実な弟子であるヨシュアに言った証しの言葉でした。
このことから、モーセがヨシュアに指導的役割を委ねたことを思い起こすことができます。
当時、モーセはすでに円熟期を過ぎていましたし、これ以上長生きするつもりもありませんでした。そして、神の指示の下、モーセは人々に対する権威をヨシュアに与えて、自分の後を託しました。ヨシュアはこれにより、神の選ばれた民であるイスラエルの次の指導者となりました。
もちろん、ヨシュアが引き継いだ新しい責務はそれほど簡単なものではありませんでした。長い間、ヨシュアはモーセの強さと知恵に頼っていました。しかしこれからは、ヨシュアが神の民を牧するという困難な仕事を担わなければならなくなりました。
このような時に、年老いたモーセの口から出てきたこの言葉は、ヨシュアを強め、勇気を与えました。
「主ご自身があなたの先に進まれる。主があなたと共におられる。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない。」
この言葉を聞きヨシュアはこの重大な責任を担う決心をしました。そして、神の摂理の導きの下、ヨシュアのリーダーシップによって、人々は最終的に約束の地を得ることができたのでした。
私たちが自分の人生を振り返る時、モーセの言葉に私たちは共感を覚えるのではないでしょうか。私たちはいつも悩みや恐れに心を乱されていないでしょうか。そして、責任を負うのに十分な自信がない時、私たちは愛情深い信頼に基づいてなすべきことを決めるのではなく、恐れから逃げる道を選択しがちです。
皆さん、子供のように純粋な心で神を信頼しているでしょうか?喜び、愛、信頼を持たずに日常生活を過ごしていないでしょうか?恐れを手放すと、何か素晴らしいことが起こることを信じましょう。 私たち一人ひとりに与えられた大切な才能の恵みに感謝し、神の力を信頼して歩んでいきましょう。
使徒言行録の中に次のような美しい言葉が書かれています「我々は神のうちに生き、動き、存在する。我々もまたその子孫である」(使徒言行録 17:28) 。神はいつもあなたの側に居られます。私たちの存在は神から来たものです。私たちは神の子供です。このことを日頃から心に留め、一日一日を大切に生きていきましょう。
