-マザー・テレサ-
富める人のほうが貧しいと思うときがあります。
富める人のほうが内心孤独であることが多いのです。
-ノノイ神父-
金銭的に困窮することは辛いことです。誰もこのような状況に陥りたくありません。貧困に陥ると、人間的な生活を送ることが困難になります。ですから、好むと好まざるとにかかわらず、お金にまつわることは何かにつけ私たちにとって大切なことです。
貧しいこととそれに伴う悲しみは、単なる物質的な不足以上のダメージをもたらします。一方で、お金や物を所有している裕福な人が幸せであったり、人生に満足しているかというと必ずしもそうではありません。物が満ち足りていても明らかに何かが欠けていると感じている人が多くおられます。
このように考えると、マザー・テレサが「富める人のほうが貧しいと思うときがあります。富める人のほうが内心孤独であることが多いのです。」と語った時、何を言おうとしたのかが分かるように思います。
貧困は単なる物質的なものだけではなく、精神的、感情的、そして知的な貧困も存在します。お金や物を所有することだけでは得られない、喜びや満足があるのです。
このことを理解することによって、現代の私たちは、物質主義の連鎖から抜け出すことができるようになるのです。
それは誰もが私達から奪うことができない人生における真の豊かさや価値を見い出すことです。そしてそうすることによって私たちの魂に静けさと喜びを取り戻すことができ、極端な孤独や不幸に陥ることがなくなるでしょう。
私たちが人生を終えるときに本当に必要なものは比較的少ないでしょう。人生で本当に価値のあるものは、実のところ、お金では得られないのです。即ち、それらは私たちの家族や周りの人々とのつながり、健やかな心、そして私たち一人ひとりに与えられた大切な役割を心を込めて果たすことによって、世の中に貢献することで得られる喜びなのです。
